技術情報

チャンピオンの選択



プロボルト18年前に創業され、今やモーターサイクル業界中で試用され認められたプレミアムブランドです。ロードレーシング&オフロードに加えて、MotoGP、Moto 2、 Moto3、ワールドスーパーバイク、ブリティッシュスーパーバイクでも選ばれて使われるファスナーです。

美しい外観に斬新なデザインと技術のノウハウでまとめ上げ、チタン、アルミニウム、ステンレススティール素材でプロボルト独自の製品、デュアルドライブ、レーススペック、フランジヘックス、テーパーソケットキャップ、ドームヘッド&カウンターサンクファスナーを創りだしています。

 

チタン



素材情報: 70752。1立方インチ0.160パウンド密度です。170,000psiを超える最高の強度に熱処理が可能で、15mmまで部分毎に熱処理に応じます。この合金は423o F から 1000o F超までの熱幅で安定します。

製造方法。 ねじ山転造を含む多軸CNCマシニングセンターによる単一工程で製造しています。ねじ規格はBS3692:1967で、ISO精密メタリックねじの英国規格に当てはまります。ルート径は0.8mm~0.4mm。剪断強度を最大限に向上させる寸法になっています。ねじリードはK1~K2です。通常チタンはステンレススティールより40%軽量です。弊社のレーススペック製品は最大の強度を最小の重量で造り、同等のステンレスの部品に対して約45%軽量です。

普段使うファスナーには、かじりを防ぐ為にアンチシーズ又は銅原料の潤滑油をねじにご使用下さい。例外としてブリードニップルボルトとバンジョーボルトは乾いたまま装着して下さい。セーフティクリティカルな部位のボルトには、中の強さのスレッドロックをご使用下さい。弊社の製品を装着する際、ぴったりはまっているかトルクの設定は正しいか等少しでも不確かに思われる場合、装着前にご遠慮なくご連絡下さい。

 

アルミニウム



素材情報: 市販で最も丈夫な7075T6アルミニウム合金から現地で製造されています。張力強度は570 MPa (83,000 psi)です。通常ステンレスより60%軽いこのボルトは、ORM部品より非常に経済的です。

製造方法 頭部 : 冷却処理 シャンク : 転造ねじ。陽極酸化処理 : 化学作用による磨きと8~12ミクロの厚さに色素酸化処理。スティール比60%軽量、チタン比40%軽量です。腐食 : 酸化処理されたアルミニウムは塩水、ロードフィルム、弱酸による劣化を受けません。全部品は全てねじ山転造されています。

アルミニウムは車体、エンジンケーシング、燃料キャップボルト、非常に軽く搭載されて基本的に動かないジョイント即ち直接搭載されていない部位へのような、負荷のかからない使用に最適です。普段使うファスナーには、かじりを防ぐ為にアンチシーズ又は銅原料の潤滑油をねじにご使用下さい。アルミニウムボルトにスレッドロックは決して使わないで下さい。アルミニウムはスティールより柔らかくオリジナルのボルトより非常に低いトルク設定を持つ為、必ず製品に添付されたトルク設定に沿ってご使用下さい。

 

ステンレススティール



素材情報: 強度と耐腐食性に優れる316ステンレススチールで製造され、非常に優れた品質に仕上がっています。ステンレスチールは素材が成形性や強度を高めるように他の元素(ニッケル、モリブデン、チタン、銅、炭素、窒素)が加えられ、少なくとも10.5%以上のクロムが含まれる鉄合金です。クロムの多い酸化物被膜はステンレスに耐腐食性を与えます。皮膜は薄くて強く科学的に安定しており、通常酸素が十分であれば自己修復します。

製造方法: ねじ山転造を含む多軸CNCマシニングセンターによる単一工程で製造しています。ねじ規格はBS3692:1967でISO精密メタリックねじの英国規格に当てはまっています。

 

ブラック&ゴールドDLCコーティング


数々の研究とテストを終え、プロボルトは既存のブラックチタン、ブラック、ゴールドステンレスボルトの表面に施す新しいブラックとゴールド仕上げを始めました。この技術は美しく耐久性のある黒色に仕上げるだけでなく、ナノ複合コーティングよりもたらされるずば抜けた強度と防錆性をもたらします。Tribobond™ DLCコーティングは部品の寿命を飛躍的に伸ばします。Tribobond™ コーティングの強化された摩擦特性は、摩損から部品を守るだけでなく走行時に対部品を磨き守りさえします。結果、トライボシステムは低摩擦摩損状態を維持します。Tribobond™コーティングの特性は右図をご参照下さい。



プロボルトを選ぶ理由

 

オリジナルをプロボルト製品に変える理由とは?


 

お客様がプロボルトを選ぶには多くの理由があります。

  • 世界中のGPパドックで試用しテストされた製品で、セーフティクリティカルファスナーでもお客様が安心して取り替えられる高品質のファスナーである為。
  • 破損、錆び、単に重いファスナーと取り替える為。
  • 重量を軽減する為 – チタンは標準のスティールファスナーに比べて40%軽量。装着可能な場所にはアルミニウムはスティールに比べて60%の重量軽減を可能とする為。 
  • 安全の為 – ロックワイヤリングが容易な穴が開けられたファスナーを選ぶ為。
  • カスタムメイドをする為 – 群衆の中でお客様のバイクを一際目立たせ、カラーコーディネイトする。
    アルミニウム(ノンセーフティクリティカルエリア) : ブルー、ブラック、ゴールド、オレンジ、パープル、レッド、シルバー。 
    チタン : ブルー、ブラック、ゴールド、パープル、ナチュラルファクトリー仕上げ。
    ステンレススティール : 高研磨ブラックDLC、高研磨ゴールドDLC。
  • オリジナルのファスナーをプロボルトのアルミニウムやステンレスのファスナーに取り替えると、費用が抑えやすい為。

 

オリジナルボルトと高性能のボルトの違いとは?



プロボルトは美しい外観に斬新なデザインと技術のノウハウでまとめ上げ、独自の製品、デュアルドライブ、レーススペック、フランジヘックス、テーパーソケットキャップ、カウンターサンクファスナーを創りだしています。弊社のフランジヘックスヘッドとレーススペック製品は最大限の重量軽減を図る為、ヘッドの直径を縮めてえぐっています。平行ヘッドボルトに重量軽減を高めて外観も美しいテーパーソケットキャップボルトの幅広い製品種類を取り揃えています。

 

オリジナルボルトと高性能のボルトの製造過程での違いとは?



オリジナルのファスナーは通常熱間鍛造で製造された中級度のスティールから大量生産される事が多く、素材の級度から酸化が急速に起こり、表面の仕上げは往々に粗末です。プロボルトは、ステンレス(316)、チタン(Ti-6Al-4V)、アルミニウム(7075T6)という高級の素材を用いて製造しています。

 

オリジナルのスチールから高性能のチタンやアルミニウムのボルトに変える時、トルク交換の基準はありますか?



ボルトを単品で買う時、トルクガイドは素材、製造方法、ねじ径、ピッチ、ヘッドスタイルによって変わります。トルクガイド情報は弊社ウェブサイトの素材情報 www.pro-bolt.com/material_guide か、キット毎についてくる製品情報カードからご確認いただけます。フランジヘックスヘッドとテーパーソケットキャップボルトのトルクは、お客様のバイクブランドの仕様書通りのトルク値をご使用下さい。可能な限りバイクブランドオリジナルと同じトルクをお使い下さい。バイクのセーフティーアプリケーションへのファスナーに、フランジヘックスヘッドとテーパーソケットキャップファスナーを取り付ける際にはお客様のバイクブランドのトルクガイドをお使い下さい。その他へのファスナーは、上記の表の潤滑油を塗ったねじを参照して下さい。普段使うファスナーには、かじりを防ぐ為にアンチシーズ又は銅原料の潤滑油をねじにご使用下さい。例外として、ブリードニップルとバンジョーボルトは乾いたまま装着して下さい。セーフティクリティカルエリアでのボルトには、中の強さのスレッドロックが適当です。弊社の製品を装着する際、ぴったりはまっているかトルクの設定は正しいか等少しでも不確かに思われる場合、装着前にご遠慮なくご連絡下さい。

 

トルクの定義



“トルクは放射状に働き回転を引き起こす力の作用です。”


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チタンとアルミニウムのボルトを使う時、特別な注意事項はありますか?


 


アルミニウムファスナーは必ずノンストレスエリアでのみご使用下さい。又比較的に柔らかい素材の為、六角棒スパナを回転するのにボルトが折れないようにトルクガイドを守る事が非常に重要です。ブリードニップルやバンジョーボルト等の、ブレーキフルイッドに接触する全てのブレーキシステム部品は必ず乾いたたまま装着して下さい。これ以外にもお客様にはプロボルトファスナーとオリジナルを比べていただき、ねじ径、長さ、ピッチが全く同じであるかの確認、又パッケージガイドの指示通りの手順と定期点検を必ず行っていただくようお願いしております。又短い走行テストで、部品がぴったり安全に装着されているかご確認下さい。ねじピッチが正しくないサインかもしれません、決してねじにファスナーを力づくで押し込まないないようお願い致します。