16年間連続優勝 – 優勝サム・サンダーランドを筆頭にKTMが表彰台を独占 

2017年ダカールラリー ファイナルステージ12

サム・サンダーランドとマチアス・ウォークナーはトップ2順位を取るにとどまらず、初めてラリーを完遂しました。二人共以前の挑戦では負傷して途中リタイアでした。

 -Matthias Walkner, Sam Sunderland &Gerrard Farres Guell-

サンダーランドとウォークナーは、チームメートで2016年覇者のオーストラリア人トビー・プライスが第4ステージで骨折をしてリタイアした後に、順位を上げレッドブルKTMファクトリーレーシングチームに貢献しました。ラパスでの手術後、オーストラリア砂漠チャンピオンのトビーは4ヶ月後に控えるKTM 450 ラリーマシーンに復帰すべくオーストラリアに戻っていきました。

サンダーランドは精神状態を保って仕事を完遂させるという使命感の元、KTM 450ラリーで33分優位の状態でファイナルスイフト64 km時スペシャルに突入しました。そしてそのステージを程よい6位で終え、わずか数分のロスにとどめました。パラグアイ、ボリビア、アルゼンチンを走り抜けるおよそ9,000 kmの後、彼は総計32:06.22 時間という時間で優勝しました。

サンダーランド:“ゴールラインを通過した時の感動はすさまじかったです。最後の6日間は肩に多くの重圧を感じてきました。今は最高の気分です。チームに感謝すると共に、スタートからフィニッシュまで素晴らしい走りをした私のバイクにも感謝したいです。トビー・プライスがレースリタイアした時、彼が良き友人であることもあり、チームに衝撃を与えました。チームの強い絆が我々を一丸として困難に立ち向かわせていたからです。このレースで優勝できるスピードあるライダーは数多くいましたが、ミスを減らす事がこの勝利の鍵だったと思います。”

-Sam Sunderland KTM 450 RALLY-

2016年骨折をし、多くのシーズンの競技に不出場を余儀なくされたウォークナーも素晴らしい成果でした。ゼラルド・ファレス・グエルと最終ステージトップのエイドリアン・ヴァン・ベヴランという2人を激しく追跡する、彼は最終局面でより多くのプレッシャー下に走行しました。ウォークナーはそのステージを4位、彼の順位を保持するに十分な33秒オフのリィーディングタイムで終えました。

ウォークナー:“今回のダカールはとても荒れ、ブエノスアイレスで表彰台にたどり着けた事はとても素晴らしい気持ちです。きつかった去年があったので、ここに今こういる事で夢が叶いました。その日の順位を変えうる可能性があった為、ステージ10が一番辛かったです。ステージ前にロードブックを丹念に調べて優位に立とうと思っていました。それが報われ、ここにこうして表彰される事がとても嬉しいです。”

最初の1週間目に遅れをとったが2週間目に素晴らしい走りをみせた、スペイン人KTMファクトリーライダーのライア・サンツ、総合16位につけトップ15位からたった1つ準ずるものとした。また女性世界長距離耐久レースチャンピオンであるサンツは際立った女性長距離耐久レースライダーである。

 -Laia Sanz-

KTMは2001年にダカールラリーで初めて優勝してから、2008年の北アフリカのテロ脅迫で前夜にキャンセル決定されたレースを除いて、連続して優勝し表彰台のトップに立ち続けてきました。又、KTMは2008年版に再編成され、おびただしいファンを獲得し毎年スポーツハイライトの行われる南アメリカで存在感を表します。このスポーツは南アメリカの長距離耐久選手の若い世代からも支持されています。

2017年ラリーはパラグアイから始まり、ボリビアの標高の高い地域を走り抜け、アルゼンチンへと南へ、東へ進みました。2週間という過酷なチャレンジである上、今年は新しいナビと難易度も導入しました。

又、40℃から氷点下、標高4500m、豪雨、洪水、そして最終週にはアルゼンチンで村を壊滅させただけでなく24時間チームを孤立させた巨大な地滑り、という極端な天候にも悩まされたものです。この悪天候はステージ2つを中止に追い込み、他ステージ2つも洪水で続行不可能とし半分で切りあげを余儀なくさせるものでした。

-Matthias Walkner KTM450 RALLY-

KTM長距離耐久レース&ラリー部門マネージャー、アレックス・ドリンガー:“この環境、気候、雨と泥の状況下でのダカールは、作戦面からみてとても難しいものです。ライダーにとってもダカールとは違ったものだと思います。スペシャルステージのようには長い走行距離ではありませんが、体力面精神面ともに過酷です。サムは素晴らしい走りをしましたし、とても堅実でした。マチアスに関しても同じです。”ドリンガーはサンツに関しても次のように言及しています。“彼女の成し遂げたことは見事につきます”

ダカールラリーが世界のエリート長距離耐久レースライダーを魅了する一方、フィールド競争者ほとんどを形成するプライベートチームやアマチュアライダーも引きつけます。オリジナルフィールドの146人中、97人はブエノスアイレスで終えています。

特筆すべきダカールのスピリットは2つの出来事に見事に表されています。第4ステージでの大クラッシュの後、ラパズの病院の病床からプライスは、一番悔やまれるのはチームを失望させた事である、と述べました。
そして木曜には、昨年総合2位のスロバキア人のKTMライダーステファン・スビッコがスペシャルの終盤の疲労に倒れ、野営へと救急車で運ばれました。スビッコは総合25位で終えました。

2017年ステージ12結果 

リオクアルト−ブエノスアイレス:SS64 km、総合786 km

1. エイドリアン・ヴァン・ベヴェレン(仏)ヤマハ、30:29 min

2. ジェラルド・ファレス・ゲル(スペイン)KTM、+00 sec

3. ジョン・バレダ(スペイン)ホンダ、+18

4. マチアス・ウォクナー(オーストリア)KTM、 +33

5. パウロ・ゴンカルヴェス(ポーランド)ホンダ、+1:25 min
他KTMメンバー

6. サム・サンダーランド(英)KTM, +1:42

7. ディエコ・マーティン・ヂュプレッシス(アルゼンチン) KTM, +2:16

8. ジャン・カルロス・サルヴァテエラ(ボリビア) KTM、+3:00

11. ライラ・サンツ(スペイン) KTM、+3:08

2017年12ステージ総合

1. サンダーランド、32:06:22 h

2. ウォクナー、 +32:00 min (5 min ペナルティー)

3. ファレス・ゲル、+35:40

4. ヴァン・ベヴェレン、+36:28 (1 min ペナルティー)

5. バレダ、+43:08 (58:01 min ペナルティー)

KTM他メンバー
16. サンツ、+3:01:54 h